私はお酢に関する講演やワークショップ、講義でよくこんな質問を受けます。

例えば、「お酢は何でできているの?」「どうやって作るの?」「お酢って本当に体に良いの?」などです。

売り場に行くと、さまざまな種類のお酢がありますが、それぞれに何が違うのか、どのお酢がピクルスに良いのか、子どもが酸っぱいものを苦手とする場合のお酢料理の工夫なども聞かれます。共通するのは、お酢は身近な調味料でありながら、実は多くの人がその正体をよく知らないということです。お酢は醤油や味噌と同じく発酵食品ですが、その神秘的な存在感があります。その一方で、生活者たちはお酢について知りたいという強い興味を持っていらっしゃると感じています。

また、お酢と言えば、酸っぱいだけでなく、寿司を思い浮かべる方も多いです。寿司は今や日本食の代表的なメニューの一つです。寿司の歴史や知識を深めることで、食生活がより豊かになるかもしれません。

この検定は、食に興味がある方や、発酵食品やお酢、寿司に興味がある方、ワンランク上の料理を作りたい方、海外のお客様に寿司の魅力を伝えたい方を対象としています。

認定はスタンダードとマスターがあります。スタンダードはお酢・寿司の基礎的な知識を身につけ、食の世界を広げたい方向けです。マスターはお酢・寿司の専門的知識を身につけ食に関連したプロとして業務に役立てたい方向けです。ぜひ合格に向けてチャレンジしてみてください。

(『お酢・お寿司検定 公式テキスト』「はじめに」より一部抜粋)

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